HMBとは一体どんなもの?まずはその正体を詳しく知ろう

最近、ネットやyoutubeの広告で「HMB」というワードをよく見かけませんか?

 

HMBは、アスリートや筋トレ好きな人たちの間で広がっていったサプリメントです。

 

現在はかっこいい体を手に入れたい、腹筋をキレイに割りたいといった方など、幅広い人たちに使用されています。

 

HMBとは、一体どんなサプリメントなのか?

 

なぜ、多くの人に利用されるようになったのか?

 

本記事では、HMBの正体とHMBサプリが普及した理由について詳しく解説していきます。

 

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HMBとは

 

HMBの正式名称は、β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸(3-Hydroxy 3-MethylButyrate)。

 

名称が長いのでサプリ業界では分りやすくするために、それぞれの頭文字を取って「HMB」の略語の名称が使われています。

 

HMBはもともとカラダの中に存在していて、必須アミノ酸である「ロイシン」から代謝(体内合成)されています。

 

必須アミノ酸とは?ロイシンとは?

 

HMBは必須アミノ酸「ロイシン」からできているという話でしたが、そもそも「必須アミノ酸」や「ロイシン」とはどんなものなのでしょうか?

わたしたちのカラダを構成しているアミノ酸は、全部で20種類あります。

 

その中で、カラダの中で作ることができないアミノ酸を「必須アミノ酸」、カラダの中で作ることができるアミノ酸を「非必須アミノ酸」といいます。

 

まとめると、下記になります。

 

  • 必須アミノ酸は、カラダの中で作ることができないアミノ酸。全部で9種類
  • 非必須アミノ酸は、カラダの中で作ることができるアミノ酸。全部で11種類

 

HMBのもととなる「ロイシン」は必須アミノ酸。

 

ロイシンはカラダの中で作ることができないアミノ酸なので、食べ物やサプリメントから取り入れる必要があります。

 

HMBはロイシンから5%しか作られない

 

ロイシンは、カラダの中に入るとHMBに変化します。

 

しかし、その変化の割合に問題があり、その割合はなんと約5%しかありません。

 

ロイシンを10gとっても、HMBになるのはたったの0.5g。

 

食事から必須アミノ酸である「ロイシン」をとっても、筋肉に影響するHMBは5%しか生成されないことになります。

 

HMBを食品から摂ろうとすると限界がある

 

HMBのもとである「ロイシン」を多く含む代表的な食べ物は、下記になります。

 

  • 赤身肉、鶏の胸肉、魚(まぐろ、なまず)
  • 大豆製品、グレープフルーツ

 

まぐろの場合、10切れ食べてロイシンの量は約2.6g。

 

HMBに変わるのは5%なので、マグロ10切れ食べて摂れるHMBは約0.1gです。

 

上記から分かるように、HMBを食事から摂ろうとするには限界があることが分かります。

 

そこで近年、ロイシンの代謝産物である「HMB」をサプリで直接摂ってしまおうという考え方が注目されるようになりました。

 

HMBCaとHMBの違い

 

HMBCaとは、HMBにCa(カルシウム)が結合した成分です。

 

HMBは常温の場合、液体で存在します。

 

HMBは、カルシウムと結合することで固体となります。

 

なのでHMBを粉末や錠剤で摂ろうとした場合、HMBをカルシウムと結合させHMBCaにする必要があります。

 

まとめ

 

HMBは必須アミノ酸「ロイシン」の代謝物で、もともとカラダの中に存在しているものです。

 

とはいえ、ロイシンから生成されるHMBは約5%。

 

なまずやグレープフルーツなど食べ物からHMBのもとになる必須アミノ酸「ロイシン」を摂っても、HMBは約5%しか作られません。

 

食べ物からHMBをたくさん摂取するには限界があります。

 

そこで近年、HMBのサプリメントが開発され、多くの人に利用されるようになりました。

 

HMBのサプリが最近普及し始めたのは、これらの理由からです。

 

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