HMBサプリメントの評価サイトを見ていると、「発汗作用があった」という口コミを見かけることがあります。
結論から先にお伝えすると、HMB自体には発汗作用はありません。
ではなぜ体温が上がったり、汗をかきやすくなったと実感する人がいるのでしょうか?
本記事は、HMBと発汗作用の関係性について詳しく解説していきます。
HMBサプリメーカーに発汗作用について問合わせしてみた
HMBの発汗作用について、ある製造メーカーに問い合わせをしてみました。
その回答がこちら。
健康補助食品なのでそのような副作用はございませんが、個人の体調等によっては影響が出る可能性はございます。心配であれば、かかりつけ医にご相談の上、ご検討下さい。
「HMBは健康補助食品なので発汗作用はない」が製造メーカーの回答になります。
HMBには発汗作用はない
繰り返しになりますが、HMBには発汗作用はありません。
そもそもHMBは必須アミノ酸「ロイシン」の代謝産物であり、わたし達のカラダの中に存在しているものです。
HMB自体に発汗作用はないので、「サプリメントを飲むことで汗をかきやすくなってやせる」といった効果は期待できないでしょう。
HMBについて、またHMBの効果について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
HMBサプリの発汗作用の原因は他の原材料にあり
HMBを飲んで汗をかきやすくなったと体感している人は、HMBサプリに含まれる別の原材料(成分)が理由として考えられます。
HMBの基本原料は、HMBカルシウムです。
各メーカー、他社と差別化を図るため上記の原料以外に筋力トレーニングに有効なBCAAやクレアチンを配合したり、女性用であればダイエットや美容成分を配合しています。
その中で発汗作用がある成分は、下記になります。
- カルニチン:燃焼系をサポート
- ジンジャー(生姜):血行や発汗を促す効果あり
上記の原材料が配合されたHMBの商品を飲んでいる人の中には、汗をかきやすくなったと体感する人がいるのかもしれません。
痩せるには基礎代謝を上げること
カルニチンやジンジャーの作用で汗をかきやすくなるのもいいですが、それだけでは痩せることはできません。
なぜならHMBサプリの影響による発汗作用は、飲んだ時の一時的な効果だからです。
いつも汗をかく状態、つまり普段の生活の中で熱を作り出す状態にしないことには、やせることはできません。
汗をかいてやせるためには、基礎代謝を上げることがたいせつです。
HMBを飲んで効率よく筋肉をつけよう
基礎代謝は年齢を重ねるごとに徐々に落ちていきます。
昔と食べる量が変わっていなくてもお腹に脂肪が付いていくのは、基礎代謝が落ちているからです。
基礎代謝を上げるためにはどうすればいいか?
それは筋肉を鍛えることです。
筋肉は何もしないと30代を超えたあたりから少しずつ落ちていくので、筋トレなどのトレーニングをして筋肉量を増やさなければなりません。
HMBには、筋肉をつけやすくする効果と筋肉の分解を防ぐ2つの効果があります。
HMBサプリは特にトレーニング未経験者や初心者の方が効果を実感しやすいサプリといわれているので、これからトレーニングを始める方にとってHMBはぜひ摂りたいサプリメントです。
HMBが筋肉をつける効果的なサプリという事についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にして下さい。
まとめ
HMB自体には発汗作用はありません。
HMB以外に含まれているカルニチンやジンジャー、生酵素といった原材料の影響で汗をかきやすくなったと感じる人はいるかもしれません。
とはいえ、HMBサプリメントを飲んで汗をかきやすくなったからといってやせることはありません。
なぜなら、その効果を実感できるのはサプリメントを飲んだ時に限定されるから。
汗をかきやすいカラダ、つまり熱を作り出しやすいカラダにするためにはトレーニングをして筋肉をつけ、基礎代謝を上げることがたいせつになります。
HMBは、筋トレの効果を最大限引き出してくれるサプリメントです。
HMBには筋肉の合成を促進、そして筋肉の分解を防ぐ効果があります。
HMBを飲んでトレーニングすることで最速で筋肉をつけ、やせるカラダを作り上げることができます。