【尿酸値が気になる方へ】HMBとの関係性と予防策について

 

『HMBを飲むと尿酸値が上がる』

 

口コミや情報サイトで上記の内容を見かけ不安になった方はいないでしょうか?

 

結論から先にお伝えすると、HMBを飲んでも尿酸値が上がることはありません。

 

本記事ではHMBと尿酸の関係を解説しつつ、尿酸値を上げない方法について詳しく解説しています。

 

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HMBと尿酸値は無関係

 

HMBは必須アミノ酸「ロイシン」の代謝産物であり、わたし達の体の中にもともと存在しているものです。

 

 

HMBと尿酸は全くの別物なので、HMBサプリを毎日飲んだからといって尿酸値が上がることはありません。

 

ちなみにHMBの1日の適量は、体重あたり38mg(38mg/kg)です。

 

 

もし仮に推奨量の2倍の量を1ヶ月間飲み続けたとしても、腎臓や肝臓などに悪影響を及ぼさない結果が出ています。

 

HMBは健康補助食品であり必須アミノ酸「ロイシン」の代謝産物なので、わたし達の健康に害はありません。

 

ではなぜ『HMBを飲むと尿酸値が上がる』という口コミが出てくるのでしょうか?

 

筋トレなど無酸素運動は尿酸値上昇の原因

 

短距離走やダンベルを使ったウエイトトレーニングなど、息をこらえて行う無酸素運動は尿酸値を上げる原因になります。

 

筋トレの場合、体にかける負荷が大きくなればなるほど尿酸値上昇のリスクが高まります。

 

これはトレーニング時に使われるエネルギー源のATP(アデノシン三リン酸)が短時間に大量に使用されると、代謝が進んでプリン体を作り出されるからです。

 

このプリン体から尿酸が作られ、その結果、尿酸値が上がります。

 

プリン体はわたし達の生命活動に必要不可欠な物質。肝臓で分解され、最終的に尿酸になります。通常は尿や便と一緒に排泄することで一定量に調節されていますが、プリン体を多く摂取すると体の中で蓄積され『痛風』などの症状を引き起こす原因となります。

 

尿酸値の口コミを見かけたのはHMBサプリメントが影響している訳ではなく、無酸素運動の筋力トレーニングが原因になります。

 

しかしHMBは筋トレをすることで初めて効果が発揮されます。

 

 

では筋トレで上がってしまう尿酸値を予防するには、どのような方法があるのでしょうか?

 

尿酸値を上げない方法1:筋トレ後の有酸素運動

 

有酸素運動は尿酸値の上昇をおさえる働きがあります。

 

ウエイトトレーニングなど無酸素運動だけ行うと尿酸が作られたままなので、筋トレした後はランニングなど有酸素運動をして尿酸値が上昇するのを予防する必要があります。

 

有酸素運動は内臓脂肪を燃焼する効果もあるため、HMBを飲んで痩せたい方は積極的に取り入れていきましょう。

 

尿酸値を上げない方法2:乳製品

 

高尿酸の状態を防ぐには尿酸を外に排泄することが必要になります。

 

水を1日に2L以上飲む方法を薦められることもありますが、もっと効果的な方法は牛乳などの乳製品を積極的に摂る方法です。

 

牛乳は尿酸の排せつを促進させる効果が確かめられている食品になります。

 

1日コップ一杯の牛乳を飲みましょう。

 

ちなみに低脂肪牛乳の方が効果が高いといわれています。

 

また牛乳以外にカロリーが低いヨーグルトも尿酸の排せつを促してくれます。

 

まとめ

 

HMBは必須アミノ酸「ロイシン」の代謝産物であり、HMBを飲んで尿酸値が高くなることはありません。

 

尿酸値が上がる原因の1つに筋トレなど無酸素運動が挙げられます。

 

エネルギー源のATP(アデノシン三リン酸)が大量に使用されると、尿酸の素となるプリン体が作られるためです。

 

HMBは筋トレなどの運動と組み合わせることで効果を実感できます。

 

筋トレをすると尿酸値が上がってしまうので、トレーニング後は有酸素運動をして尿酸値上昇をおさえましょう。

 

また牛乳やヨーグルトなどの乳製品は尿酸値の上昇を抑える働きがあるので、積極的に摂取しましょう。

 

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